次へ進むために(leave)
こちらは、自らが先に終わりを決め、次に進むことを決めたお話。
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2021年7月31日、とある界隈から他界。
周囲で渦巻く環境が心境を変えた。
もともと、きっかけのようなものはあったのかもしれない。
それを今までは、別のことで相殺し、プラスに変えることができた。
それができなくなり、続けていた活動をやめることにした。
一時期は盲目的、妄信的だった時期もあろう。
だがそれもできなくなってしまった。
時が経つにつれ、良くも悪くも賢くなってしまった。
心地よい夢から醒めてしまった、そんな感覚だった。
夢から醒めたとき、今までの感情は、周囲の何かに無理矢理にでも押し上げられてきたもので、純に自分の感情から生まれたモノではないことに気づいた。
その瞬間、もういいや、と思った。
過去に、妄信的に依存していたことを振り返るとあの頃にはもう戻れないし、あの頃のような感覚が戻ることもないだろうと思った。
決して嫌いになりたくてなったわけではない。
気づいたら勝手にのめり込みすぎて、勝手に嫌になっただけだ。
心のどこかで、待っている自分に対して、期待している自分に対して、何かしてくれるんじゃないかって勝手に期待してた。でもその期待に対して何も返ってこなかった。そのことに対して腹が立った。
「なんでなにもないの」「何回も言ってるのに、なんで何一つ反応すらないの」
「そうじゃない、やって欲しいことはもっと別のこと」
「こっちのことなんて何一つ考えてなんもしてくれないくせに、なんでそんなにヘラヘラしてるの?何もしなくても待っててくれるよね、とか思ってるの?」
「バカにしてるの?こっちももう大人なんだよ。舐めるなよ」
・・・・・
「別の界隈だと、何もなくても待てるのにな。この差は何なんだろう。
ああ、そうか。これが事実なんだ。
これが最後まで残ってた熱量、なんだ。
今までの熱量は、こういう状況になると、ぱっ って消えるんだ。
パッと消えたくらいで何も残らなくなるなら、その程度の熱量だったってことだよね。」
それまでの思い出が崩れていくような気がした。
今まで勝手に期待して積み上げてきたものを、自ら崩して、壊れちゃったと嘆いてる。
意味がわからない。
「今まで貰ったものもたくさんあるから感謝してる。嫌いになったわけじゃない。
でも、今の自分じゃ、もうあの頃のようには応援できない。
だからごめんね、これからは遠いところからちょっと見てるだけにしておくよ」
そうして、次に進むことを決めた。
まだもう一つの方があるから、そっちで応援するよ。
人間そのものとして嫌いになったわけじゃないから、きちんと熱を持てる形で、ちょっと遠くから応援するね。
・・・3ヶ月後
「そっか。
決断されたんですね。」
進む方向は、違う方向みたいだ。
次に進むために決断した、その考えはよくわかるつもりです。自分もそうだったから。
心のどこかで相容れなくなる時が来ることも、何となく思ってた。
だから今は、その決断もその考えも理解できる。
今までありがとうございました。
お互いに次の道へしっかり進むために
残りの半年、よろしくお願いします。