待望の横浜アリーナ
2020年4月の延期から約10ヶ月、厳重な感染症対策の中、ライブが開催された。
中止も覚悟しながら待ちわびたこのライブを、久方ぶりのライブ参戦の感動も交えながら自分なりに書き記して行こうと思う。
(MCの内容と位置がうろ覚えなのはご容赦いただきたい)
ライブ開幕はいつか聴いたOPと共に過去の円盤のジャケが流れながら現在にたどり着くビジュアルムービーを堪能。
そしてお馴染みのロゴアナウンスが流れ、1曲目final phaseの前奏が。
長い間寝かせていた前回ライブで消化されなかったUOが開幕で火を吹く。
生で聴くのは初めてだった開幕を終えるとすぐに聴き馴染みのLEVEL5-judgelight-。
今回は例のせーのができないのでペンライトを全力で振っていく。
そして最初のMCを入れ、感動の再会を味わいskyへ。原点of原点を象徴するこの曲は今公演には欠かせない。
次には久々に聴くイントロが、(ry)from insanity affectionからのunder a starlit sky.
1番サビで個人的テンションが一番あがったのでUO消化。
アップテンポであがった後にはこれまた久々の良曲、last fortuneのお出まし。
イントロ、アウトロのギターリフのライブでしか味わえないあの感じを再び横アリで聴けて大満足。
ミディアムテンポで落ち着いた後にはライブでは聴いたことのないイントロが。だが知ってる曲なのでイントロ中に白にペンライトを色変え。memory of snowの登場だ。
2015に友達と初参戦した時に友達が知ってて自分が知らなかった数少ない曲であり、その友達と連番で聴きたかった曲だ。ご時世的なこともあり連番はできなかったが、その思いも浮かべながらじっくりと観賞。実はこの曲でバラード系が最後になるとは誰が予想できただろうか。
この次には新曲legendary futureが参戦。ライブ初公開の曲だった。これからのこの曲の成長に期待。そこからの1983-schwarzesmarken-(ドイツ語のスペル難しいんじゃあ)、シュバケン枠はこの曲が持って行った。
ミディアム系が続いたがここで飽きさせないのが今回のセトリ。
「いつか 鍵をかけた‥〜」来てしまった、この時が!
magicaride -version2016-様の御成だ!ここからUOの消化が激しくなる。
まじかぁ〜最高だわ〜と余韻に浸るのも束の間、さらなるスイッチを入れてくるあのピアノイントロが、、、
BLACK FOX の 登 場 だ 。
Aメロクラップから入り、落ちサビではしっかりUOを2本折で消化。転調で追いUOもした気がする。
この後は15分の換気休憩。現場に居合わせた友と前半の感想を共有し、後半戦への準備をする。
そして後半開幕。開幕で来て欲しい曲の1つが来てしまうのだ。
とある科学の超電磁砲T後半クールOP dual exsitenceである(なぜここだけ詳しい解説)
まだまだ後半も猛攻は止まらない。dual exsitenceとの兼ね合いでBPMを5上げてきた
way to answerの追撃だ。
magicarideと似ていて同セトリに共存が許されないと思っていたこの2曲を1日のうちに回収できてしまったのだ。これにはUOを消化せずにはいられない。全力で!盛り上げた。
まだまだvery bestの曲たちはその出番を待っている。
killing bitesは会場を赤に染め、Edge of the universeは我々を宇宙へ連れて行ってくれる。
宇宙旅行から戻ってきたと思えば、OP映像付きのblack bulletが会場を再び赤一色で熱くする。
ここまでで十分盛り上がった。着席でも感じられる熱はここにあったが、今日は南條さん10周年記念ライブなのだ。ワンマンなのだ。
聴けばペンライトを緑にしたくなるギターソロが聴こえてくる。なぜ今日はせーのが禁止なのか、そう悔やんだ時はこの時以上には存在しないだろう。
Two souls -toward the truth- 登 場 。
全力でペンラを振ってエア警報を完遂し、南條さんとsatさんからまるをもらう。
せーので成り立っていたこの曲は次の次元に移行したのだ。
そしてこの後、著者自身を震えさせる出来事が起きる。
2015の時にはまだ初めましてだった曲、生で回収できずに何度も悔やんだあの曲と
6年ぶりに再会を果たすのであった。
「fortuna on the Sixteenth night」
今までのセトリ郡の中で、この曲に出会うことができたのは本当に感激だ。この曲はベストアルバムにもないしシングルも出ていない。
ファンの純人気でここまで入り込んできたコア曲なのだ。
この後、sister's noiseでみんなご存知のfrip象が復帰し、そして最終ブロックのトリとして、only my railgunが万を辞して登場。儚く舞う〜からの合唱ができないので久々に丸々生歌唱を通しで観賞した。
ここまでの曲を振り返ると、セトリがヤバイ、というのももちろんなのだが、ここまでにアンコール候補の曲がほぼ全て出尽くしているのだ。ご時世の事情でアンコールが
なくなる?なんてことはなかろうと思っていたためこの時著者は少し考えた。
「最後って何の曲が来るんだ、、、?」
声が出せないため、ひたすら手を叩き続けたアンコール。
バンドさんたちが影ながら登場し、ジュリエットのOP映像が流れる。
Love with youで再開だ。
今日初のピンク色の登場、某ダカーポ曲がなかったのでピンクは新鮮な色なのだ。
この辺りから南條さんがズルして声出しして煽り始めるがこれでいいのだ。
1曲終了し、MCを挟むことなく次の曲へ。初めて聴く英歌詞が。
We rise 、堂々の初登場アンコールを達成。
ずっとライブで聴きたかった疾走感は原曲そのまま。satさんのシンセ捌きも華麗だった。
アンコールが一区切り終わり、最後のMCへ。
みんなも明日があるし、明日からも頑張らないといけないから、この曲を。
そんな未来への希望を抱えた曲があるのをすっかり忘れてしまっていた。
また、このライブはアルバムツアーのファイナルも兼ねていることも、時間が空いて抜け落ちてしまっていた。
そんなことを再確認させてくれると共に、phase2としてonly my railgunで大トリを締めない、新たな一面を見せてくれたこの曲は、ファンにとっても大事な一曲になっていくんだと思う。
「when chance strikes」
しばらくこの曲から離れていて、恥ずかしながら失念していたけど、メッセージ性の強いこの曲はファンに活力を与えてくれる。アルバムが出た当時はヘビーローテーションしていた。
この状況下、ライブを実施するしない、ライブに行く行かない。どういう選択をしても正解はないし不正解もない。それでも2度とないこの瞬間を生きていることは確かであるし、きっといい未来に辿り着ける。この日のライブも異例のライブとして伝説と称される日だっていつか来ると思う。
そんな希望をこの曲で繋いで、本公演は終幕した。
会場を後にすると、いろいろな声を聴いた。
今回行ってきてよかった。行けばよかった。行かなくてもよかった。行ったけどお目当ての曲が回収できなくてイマイチだった。
それでも著者は、ライブが開催されてよかったと思っている。
そう思うのは、今fripSideができるbestがそこにあったことが確認できたからだ。
だから状況がよくなっていけば、bestももっとより良いものがその時のbestとなって現れてくれるはず、と期待ができるのだ。
私は待つ。またライブにいけるその時まで。