月がきれい
夏目漱石は英語の教師時代、I love you.を「月が綺麗ですねとでも言っておきなさい」と言いました。
文学者ならではの表現なのでしょうね。語彙力の乏しい私にはそんなお洒落なことはできない。
今日のテーマはアニメ「月がきれい」の感想。
4日間くらいかけてゆっくり見るつもりだったけど最後の方は気になりすぎて一気見した。
同じクラスの中3の男の子と女の子がちょっとずつ惹かれあって恋愛していくっていうありがちにも思えそうなストーリーなんだけど、今時の中学生ならではの初々しさみたいなのがすっごく詰まってて、汚れきった心の大人からしたら心がキュンキュンしまくりです。
今の子は中学生だとスマホ持ってるのがデフォでラインでやりとりかぁなんて思ったりして。
昔はガラケーで1通1通メールして積み重ねたRe:の数を眺めながら満面の笑みを浮かべてたけど時代は変わるねぇ。
最初の話の方は焦ったさ満開でもどかしくなってたけど、話が進んで付き合い始めてからは何かの壁が無くなったかのように色々進展してって、ほうほう、ピュアだねぇ、若者たちよ(ニヤニヤ)なんて思いながら視聴してた。
そしたら9話くらいから急に流れ変わって、挿入歌も相まって泣ける展開に、、
一番好きだったのはFragile(原曲:ELT)が流れるとこ。
彼女にヤキモチ妬いて妬きつくした後にお互いに仲直りするとこでこの挿入歌はズルいですよ
そして最終話、お互いに大好き!みたいな形で終わっていればまぁよくある恋愛物のお話でおわり、なんだけどそのあとの最終パートがこれがもう見事なできでもう尊すぎて死にそう。詳しくはネタバレになるから書けないけどほんともう幸せ。
こんな恋愛ができたらもう、死んでもいいわ。
もう大人になってしまったし、学生時代は2度と取り戻せないから、
これからは大人の恋愛しかできないけど、恋愛って、こういうときめきがあるからいいよね、なんて思いながら、もう一回くらい純愛できないかな、なんて思わせてくれる作品でした。序盤でしょーもないことばっか考えてた自分を殴りたいw
高校の時好きだった人と急に〇〇年ぶりに再会して、そこから一気に結婚、とかないかな〜ま、あるわけないよねー(棒)
あぁ”あ”青春裏山〜〜〜
つづく